なぞの野生動物07.08.06

ホームページのリニューアルにむけて、なみまくら関連の写真を整理していると…出てきました。ふしぎな写真が。一年前の9月、熊野市紀和町、板屋川の川原(キャンプ予定地に近いんだこれが)で撮影したもので、下の足は私のもの。この足跡はさてさて…
きちんと指が出ているところから、ニホンジカ、ニホンカモシカではない。間違ってもウサギやキツネではない。このあたりは多いのですけどね。イノシシ?歩幅が違う…やっぱりニホンザル?とも思えなくはないのですが、ちょっと大きすぎる…では、では?
まあ、こんな人里近いところにそれはないやろー!とたかをくくって、そのままにしておいた写真でした。確かに熊野には独立したツキノワグマのグループがあり、かなり頻繁移動しているとのこと。いないわけではないだろうし…でもまあ、このサイズだとすると仔熊か?
改めて考えると、今年にはいって木材価格の上昇を受け、ようやく人工林の伐採が再稼動をはじめた吉野、熊野、尾鷲…。私たちの経済(日常?)活動が、何がしかの新しい動きをはじめると、当然ビビッドに野生動物たちの生活に影響をおよぼします。伐採による山林の変化があるのかもしれません。キャンプをしていても、今年は川原にかなり近いところにニホンジカの気配を感じます。クマが降りてくる何がしかの理由があるのでしょうか?
こちらは北山村の林道にある看板。
一昨年から掲出されています。
はじめてのお客さま07.07.10

あいにくの雨の3日間、なみまくらでは最初のお客様をお迎えしました。
「またカヌーに乗りたい!」と、帰り際に力強くおっしゃっていただけました。ありがとうございます。
3日間はとにかく雨。
しかし、そんな天候のなかでも熊野川はすばらしく、写真のように水面に霧がかかり、幻想的な世界に誘ってくれました。まるで奇岩が成型された、太古の時間に吸い寄せられていくようです。当たり前ですが、近づいていけば霧は遠のき、決してそのなかに入ることはできません。
しかし、ふっと我にかえって後ろを振り返ると、前方と同じように霧が立ち込めているものです。
ゴルジュ帯の岩石と、熊野川、カワサツキたちの吐息が霧になっているような、ふしぎな錯覚味わえました。
味わうといえば、熊野の空気を取り込んでお出しした料理は多数。

なかでも写真の「尾鷲朝獲りイサキの夏野菜蒸し」を気に入っていただけました。フライパンに乗るサイズの夏イサキは、こうやって食べるのがベスト!と料理長一押しの魚料理でした。
なみまくら研修のまかない07.06.17

まかないメニューをご紹介します。
この日は全体的なタイムテーブルチャックや、季節変動に伴うキャンプサイトの設置位置の確認などで非常にあわただしく、調理などに時間が取れなかったことから、簡単な夕食となってしまいました。
しかし、旨い。
こんな時間がないときほど、ダッヂオーブン料理に感謝することはないです。ベースキャンプで調理長が片手まで作ってくれた「鳥とニンジンとジャガイモ」いれただけという料理。もう一品ジャンバラヤも作ってくれました。
ダッヂオーブンのワイルドさ、素朴さというのは捨てがたい魅力があります。この魅力も感じていただきたいと思うわけです。
現在、次にステップとして多様なダッヂオーブン料理を検証しております。
紀和町のシャガが咲いている07.05.20

林道から少し外れた、南向きの斜面に、ひっそりとシャガの花が咲いています。
紫がかった白い花びらの群生は、ほかの野草に比べ“清楚”に見えます。シャガは咲いている期間そのものが短く、年間を通して梅雨前の2週間ぐらいではないかと思うのですが、そのはかなさが“清楚”という印象を持たせてくれるのかもしれません。
クルマに乗って通過していれば。ちょっと出会うことのできない山野草。川沿いで見ることも少ないため、この時期に来てくれたお客さま、トレッキングの折にご紹介することができるかもしれません。
北山村第二小学校07.05.19

またまた、熊野に入ってます。何かと準備作業がありまして。
小森ダム沿いの、車で走りやすい道がありまして、前からここに二宮金次郎さんがいることに気づいていたのですが、改めてて停車して取材してみました。
ダムに沈んだ「北山第二小学校」の記念碑(祈念碑?)ということでした。
小学校が二つもあった…ということ自体に驚いたわけですが、もしかしたらもっとあったのかもしれません。国が狂ったように“育林”していた時代には。
その後の輸入木材の自由化、林業の衰退、ダム建設、土木需要の増加、ダムの完成……頭のなかがフラッシュバックしてくらくらします。
“現場”を消費する傾向がある、アウトドア事業者である私たちにも重要な役割(できること)が、あると考えるわけです。
秘湯、湯の口温泉07.04.29

お世話になっている湯ノ口温泉。湯治場、秘湯です。
思えば20年近く前、初めての仕事でこの地を訪れたとき、「あ〜 カヌーというあそびには温泉がついているんだ…」という、一つの事実を実感させていただいた、すばらしい温泉です。
それから何度、この湯に浸からせていただいたことでしょうか?
昔は石鹸しか置いてなかったのに、最近はボディーシャンプーも設置(でも一つだけ)してあります。すごい!サービスの向上です。山村の秘湯という意味では、お手本のような湯ノ口温泉。湯治客はもちろん、観光客にもよく知られているようで、GWは満員でした。
ここのところ、話題のトロッコ列車が稼動していないので、ちょっと魅力不足…と、知り合いがもらしていました。残念です。
トロッコ列車の復旧も一大事ですが…
でも、湯ノ口温泉、あまり便利にならなくていいです。今の風情を大切にしてほしいと感じてしまいます。「カヌーしに来たんか?」と、地元の方に話しかけられる、この温泉の空間が大好きです。
紀和町 湯元山荘 湯ノ口温泉
http://www.ztv.ne.jp/irukaspa/yumotosansou/index.html
丸山千枚田にある巨岩07.04.29

GWなみまくら研修の続き。
紀和町に入って、田んぼに水が入ったころと想像し、著名な丸山千枚田へ。
思っていたよりも観光客が少なく、ちょっと歩いてみることにしました。
すると当たり前ですが、クルマで移動するのとは異なったゆったりとしたスピード感とともに、事象や景観がすーっと自分の身体に入ってきます。
斜面の中腹にある巨大な岩石(写真)。
千枚だのド真ん中にあり、歩いているとそのスケールに驚いてしまいます。
棚田はこの石を元からあったような、なかったような感じで、そのぎりぎりの境界線まで存在しており、この石をどのように眺めながら、地域の皆さんは農作業をされているのか、思いをめぐらせてしまいます。
新宮のゴトビキ岩をはじめ、花の窟など巨岩信仰と熊野の結びつきは、いろんな先生方が立派な論文を発表されています。「原始宗教」といわれるもののなにかが、この丸山千枚田の巨岩にもあるような気がします。
棚田と巨岩。
永くここで暮らし、耕すならば、この巨岩とどのような語らいが生まれるのでしょうか?
(財)紀和町ふるさと公社「丸山千枚田」
http://www.za.ztv.ne.jp/furusato/senmaida/senmaida00.htm
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